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こんにちは、ミントです!
皆さんは本に出てくる食べ物を無性に食べたくなることってありませんか?
私は英国ミステリー作家・アガサクリスティの小説が大好きで、その中の一冊『クリスマスプティングの冒険』に出てくるクリスマス・プティングに長年憧れを抱いていました。
それからずっと後、ご縁あってイギリスに住む機会があったのですが、なぜか食べるチャンスを逃してしまい日本に帰国。
見た目がすごい重厚感!
外でも家でも食べ切れる自信がなかった…
それなのに最近なぜか気になってしょうがないんです、あのクリスマス・プティングが!
そこでネットでお取り寄せできないか調べてみると、ずっと気になっていた英国パイの店「Swan&Lion」(東京都千代田区)がクリスマス・プティングをアマゾンに出品しているではありませんか!
早速オーダーして、ようやく心に落ち着きを取り戻すことができました。
この記事では、私が「Swan&Lion」のクリスマス・プティングを購入した感想と、そもそもクリスマス・プティングって何なんだ?!という疑問にお答えします。
少々個性的なこのデザートですが、興味を持っていただけたら嬉しいです!
◇ クリスマス・プティングってどんな食べ物?
◇ イギリスで食べたクリスマス・プティングが食べたい!
◇ クリスマス・プティングはどこで買えるの?
クリスマス・プティングってなあに?
イギリスのクリスマスに欠かせない伝統的なデザートで、プラムプティングとも呼ばれます。
たくさんのドライフルーツやスパイスを使っていて、食べるときは生クリームやカスタードをたっぷりかけます。
12月25日クリスマスの5週間前、’Stir-up Sunday(スティア アップ サンデー)’ と呼ばれる日曜日があり、この日にStair-upする(かき混ぜて作る)のが伝統。
そういえばイギリスに住んでいた時、まだ11月なのに「今朝クリスマス・プティングを作ってきたのよ」と知人に言われて「???」となったことがありました。
ちょっと考えて「早めに作って冷凍するんだね!」と返事をすると「違う違う!しばらく寝かせるとワインやチーズみたいに熟成させて美味しくなるの」と優しく教えてもらったのでした。
イギリス人は一般的に「冷凍食品を愛用している」と思っていたのと、以前ケーキを冷凍したら美味しく保存できた経験から、つい早合点してしまいました。
『クリスマス・プティングの冒険』に出てくるコックも、クリスマス・プティングは数週間前に作って寝かせておかなければならない、と本の中で言っています。
手間がかかるので家庭で手作りする人は減っているそうですが、このデザートが今でもイギリスのクリスマスにおいて重要なポジションを占めていることは間違いなさそうです。
- 様々なドライフルーツ
- フルーツの皮
- 卵
- 小麦粉
- バター又はスエット(牛や羊の腰の腎臓付近の脂)
- 砂糖
- ナッツ類
- ブランデーやラム酒
- スパイス(シナモン、ナツメグ、クローブなど)
材料をボールに入れたら、家族が1人ずつかき回してお願いごとをする
その生地に硬貨・指ぬき・ボタン・指輪を入れる
(プティングを切り分けた時に翌年の運勢を占う)
プティング型に生地を入れて、5〜6時間弱火でゆっくり蒸しあげる
クリスマスまで約1ヶ月ほど冷たい場所で保管する
作り方は意外とシンプルです。
今回アマゾンで手に入れた「Swan&Lion」のクリスマス・プティングを購入したのは2022年9月。
それなのに賞味期限は2023年12月31日!(長くないですか?!)
来年のクリスマスまで寝かせてみたい気持ちと、今すぐ食べたい誘惑がせめぎ合う〜。
クリスマス当日、プティングは食べる前に再度1〜2時間蒸して温めます。
部屋の電気を消して、ブランデーをかけて火を付けると青い炎が上がってとても幻想的。
食べる時にはブランデー入りの生クリームやバターを添えたり、熱々のカスタード(さらっとしている)をかけるのがオススメだとか。
表面が少し溶けてアツアツのプティングに、柊の葉と実を飾れば出来上がり!
プティングに仕込んでおいたチャームが誰のお皿に入っているかで盛り上がるのも楽しそうですね。
プティングのチャームの意味は
硬貨→「幸せ」
指ぬき→「独身」
ボタン→「独身」
指輪→「結婚が近い」
だそうです♪
気になるクリスマス・プディングメーカー
お待たせしました、ここでようやく「Swan&Lion」の登場です。
こちらのお店は東京都千代田区の市ヶ谷という所にあるブリティッシュデリ&ベーカリー。
市ヶ谷は皇居から見て北西の位置にあります。
大きな大使館があったり、のんびりしたレトロな雰囲気も残るエリア。
イギリス人であるオーナーさんが、母国の美味しいミートパイを知ってもらいたいとの思いからオープンされたお店なんです。
英国製のパイ機を使い、昔ながらの製法で、添加物や保存料を使わずに一つ一つ手作りされています。
子育てをはじめてから、今まで以上に添加物をチェックするようになった私にとって、これは嬉しいポイント!
私が購入したのはアマゾンのサイトからですが、公式サイトでも販売されていますし、三越や伊勢丹など百貨店で開催されるイベントにも出店されています。
遠方にお住まいでもSwan&Lionの商品を購入できるところがいいですね。
私は東京在住ですが、子連れでの移動が大変なので店舗に足を運べないことも多々あります。
Swan&Lionのような個人経営のお店の商品もアマゾンで買えるって嬉しい〜
クリスマス・プティングの他にも、ブラムリーアップル(料理用の青リンゴ)を使ったパイや、ベイクウェルタルト(私の大のお気に入り!)、クリスマスのミンスパイなど、日本ではまだ見かけることが少ないイギリスの味がオンライン通販で手に入る貴重なお店なのでございます。
あぁ・・・よだれが。
イギリス菓子といえば、世界的に有名なあのメーカーがまず頭に浮かびます。
そう、あの「Walkers(ウォーカーズ)」!
赤いタータンチェックのパッケージに馴染みがある方も多いのではないでしょうか。
私はここのメーカーのショートブレッドが好きですが、ミンスパイというまた別のクリスマスのお菓子も手軽に購入できるのも気に入っています。
そして実はこのWalkers(ウォーカーズ)はクリスマス・プティングも作っているんですよ。
あいにく私がネットで探していた時期(9月中旬)には出回っていなかったのですが、クリスマスが近くなるとアマゾンや、KALDIなどの輸入食材店でも売っているのを見かけました。
ウォーカーズは1個が227gと小さめなので、ちょっと味見してみたい方におすすめ♪
次に見つけたのは「Coles(コールズ)」というクリスマス・プティング専門メーカー。
イングランド南東部のエセックスという場所で誕生した家族経営のベーカリー店ですが、最近は日本でも「英国展」などのイベントで購入できることがあるそうです。
でもアマゾンや楽天を探しても見つからなかったので、オンラインでは取り扱っているお店がないのかもしれません。
全商品を全て手作りで作っているそうなので、見つけたら一度食べてみたいな〜
イギリスの有名なスーパー「M&S(マークスアンドスペンサー)」から小麦と乳製品不使用のクリスマス・プティングが出ていました。(2022年10月時点)
アレルギーなどの理由で小麦や乳製品がNGな人向けの商品が充実しているのも、イギリスらしいと思いました。
クリスマス・プティングは季節限定商品なのと、日本では扱っているお店がまだ少ないので、こまめにアマゾンや楽天サイトをチェックするのが良いのかなと思いました!
クリスマス・プティングいつ食べよう
さてせっかく手に入ったSwan&Lionのクリスマス・プティング。
本当はすぐにでも開封して味見をしたいところですが、グッと我慢することにしました。
どうせなら寝かせて美味しくなったプティングにブランデーをかけて火をつけたい!!
というわけで、お皿に乗せて記念撮影をしたあとはもう一度食料棚で寝ていてもらうことに。
ちなみに、この写真のプティングは「Mサイズ」500g(3-6人分)。
他にもSサイズ300g(1-3人分)、Lサイズ900g(6-10人分)もあるみたいです。
ついに実食!クリスマス・プディングの味とは(2022.12.25追記)
待ちに待ったクリスマスイブの夜、クリスマスプティングを実食する日がやってきました。
味も気になるけど、一番楽しみにしていたのは青い炎をまとったプティングの姿。
ところが、突然夫から「待った」が入りました。
我が家は集合住宅のため、万が一火災が起こると消防署だけでなく隣近所にも多大な迷惑がかかります。(集合住宅でなくても迷惑でしょうが…)
火災までいかなくても火災報知器が鳴る可能性だってある。
そのあたりの事をよく考えてなかった私と、火の取り扱いにとても用心深い夫との会話はこちら(↓)
今からブランデーを使ってプティングに火を付けるよ。
ちょっとこの動画見てみてー(イギリスの料理番組の動画を見せる)
え、ちょっと待って!
火事になったらどうするの!
大さじ1杯くらいのブランデーだよ。そんなに燃える?
冬場で空気乾燥してるのに、こんな火遊びしてもし火事になったら?
バケツ3個くらい用意して、火がついたらすぐに水をかけるならいいよ。
えー!それは困る。
じゃあお鍋の中にプティング入れて火を付けよう。
もし火が大きくなったらすぐ蓋すればいいよね!
火事にならないって言い切れる?
このマンションのローンあと何年残ってると思ってるの。
住むとこなくなるよ。
。。。
それを言われると…
(今回は)見送りますー涙
というわけで青い炎は動画で観るだけに。
みなさまくれぐれも火の取り扱いにはご注意ください〜!
真空パックの袋から出し、お皿に乗せてラップをかけてレンジで2分チンしました。
その後5分ほど放置して入刀です!
真空パックから出すと、洋酒の香りがすごい・・・!!!(空気清浄機が反応しました)
でもお酒が全くダメな夫が、一口食べても大丈夫だったのでアルコールはだいぶ飛んでいるのかも。
とはいえお子さんやお酒が苦手な方は注意が必要です。
お味は想像していたよりもずっとマイルドで、ナッツの食感もほど良く、少しモチっとしていて美味しい◎
我が家にはMサイズは少し大きめだったけど、私一人でも余裕で数日で完食できそうです!
シュトーレンやミンスパイにも似たお味でした。
洋酒が入ったフルーツケーキが好きな人には超おすすめです!
まとめ
ここまでクリスマス・プティングへの想いを綴ってきましたが、実際のところ美味しいと感じるかそうでないかは個人の味覚によるところが大きいかと思います(笑)
でも日々英語を勉強しながらイギリスカルチャーも愛する私にとって、素通りできない憧れのお菓子なので今回ご紹介させていただきました。
アガサクリスティのミステリー小説とともに、クリスマス・プティングに興味を持っていただけたら嬉しいです。
私は『クリスマスプティングの冒険』を何度も読んでしまったので、今度は英語版にチャレンジしてみたい!
※電子書籍版(↓)
最後まで読んで下さってありがとうございました!