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もし身近に「英語が話せるようになりたくて、オンライン英会話を検討している」という人がいたら、私は迷わず背中を押したいです。
そんな私も現在オンライン英会話(2つ目)をやっており、出産や育児でお休みしていた期間を除くと、かれこれ5年になります。
亀速の歩みですが、コツコツ続けたおかげでTOEIC875点、通訳案内士試験にも合格することができました。
もちろん英語力UPのため他にも色々やってきたので、オンライン英会話だけでここまで来たとは思っていません。
でも今の自分があるのは、レッスンを継続して受けてきたことが非常に大きいと思っています。
時々「オンライン英会話は効果がない」という記事をネットで見かけることがあり、内容を読むと確かに一理あるな、と思ったりもします。
自分も英語力が思うように伸びず悩んできたので、その記事を書いた人の考えに共感できるところもありました。
でも、私がこの5年でオンライン英会話から何も得られなかったかと言うとそんな事はありません。
この記事では、オンライン英会話を5年受けた私がレッスンから何を得たのか、何が大変だったのかをお伝えしたいと思います。
これからオンライン英会話を始めるか迷っている人のご参考になれば嬉しいです!
◇ オンライン英会話への一歩が踏み出せない
◇ どの英会話学校を選べばよいか分からない
◇ オンライン英会話の効果が知りたい
イギリス在住なのにオンライン英会話?!
今から7年前のこと、夫の転勤でイギリスに移り住んでから早1年が経とうとしていました。
英語の勉強といえば、現地の英語学校に通いつつ、自宅で自習をする程度。
買物や友人との超簡単な会話なら何とかなるけど、何とかならない時もある、そんな状態でした。
もちろんネイティブの英語なんてほぼ理解できず、このまま日本に帰国しても仕事で英語を使うなんて到底無理だと思いました。
(私は前職で特別な資格やスキルを持っていなかったので、英語を身につけて帰国&再就職しようと考えていたのです)
通っていた英語学校は週1回(3時間)のグループレッスンなので、自分が話す機会はそれほど多くありません。
「なかなか英語が上達しないのは話す機会が少ないからだ」と思い、マンツーマンでレッスンができるオンライン英会話を始めようと考えたのです。
英語の本場イギリスにいながら、わざわざオンライン英会話に入るなんて・・・と若干の抵抗はありました(笑)
DMM英会話を選んだ3つの理由
日本にいた時は「ネイティブ」という言葉に特別な響きを感じていました。
ところがいざイギリスの多国籍な環境で生活してみると「ネイティブ講師でなくても全然OK!」と思うようになりました。
なぜなら英語の先生をするくらいの人は、非ネイティブでも英語が流暢すぎて私にはネイティブレベルに思えたからです。
それに英語教材のCDのような聞き取りやすい英語は、自分の発音の練習をするには良いと思うんですが、そればかり聞いているといざ会話する時に現実とのギャップ(訛り)についていけないと思ったのです。
色んなアクセントに慣れることが、当時の私にはメリットに感じました!
実はこれについては、オンライン英会話に入会する前と後で考えが変わりました。
実際に始めるまで、私はオリジナル教材(=学校が提供するもの)しか使用できないと思い込んでいたんです。
だからオリジナル教材の種類は多い方がいい!と単純に考えていましたが、いざレッスンを受けてみると講師と相談しながら興味がある一般教材に変更もできるし、教材なしでレッスンをすることもありました。
そんなわけで、今考えるとオリジナル教材はあってもなくても、どちらでも良かったと思います。
英会話学校によってはカリキュラムや教材が決まっている場合もあるので、ご自身の希望に合っているかを事前に確認してみてくださいね!
結局これが一番重要なポイントでした。
各社サービスを比較してみたものの、どこも似たり寄ったりに見えて、違いはあっても素人目にはそこまでよく分かりませんでした。
人生初のオンライン英会話にいきなり多額の投資(月1万円とか)は考えられなかったため、当時はリーズナブルな料金(月4,000円くらいのプラン)で他社よりも少し安かった「DMM英会話」の無料体験レッスンに申し込み、そのまま入会することにしたのです。
私が入会した当時と比べると、現在のレッスン料はどこも値上がりした印象を受けます(涙)
サービス内容や料金は改定されることが多いので、最新の情報をご確認のうえご検討ください!
オンライン英会話を続けたメリット
DMM英会話は講師が専任ではなく、レッスンごとに自分で選んで予約を入れるシステムになっています。
それが良い時もありますが、毎回となると講師を探すのに疲れる時もあったりします。
ちょうどそんな時、一年前にレッスンを受けたっきりになっていた講師のことを思い出し、久々に予約を入れてみたのです。
実は、第一印象が特に良かったわけでもなく、発音が聞き取りやすかったわけでもなく、普通にフレンドリーな人だったという印象しかありませんでした。
でも久々のレッスンで「本気で英語を伸ばしたいなら全力で力になるよ」と言ってくれ、私も初めて心を開いたというか、講師にちゃんと本音で接しようと思ったのです。
もちろん最初から一気に打ち解けたわけではないですが、少しずつ信頼関係を築き、気がつけばプライベートなことも気軽に話せる間柄になりました。
私が子供を授かるまでの道のりもかいつまんで話していたので、妊娠報告をした時には涙を流して喜んでくれたり。
その後、私は出産と育児のため、その講師は転職のためオンライン英会話で顔を合わせることはなくなりましたが、今でも年1〜2回はスカイプで近況報告をしています。
ここまで来ると、もはや遠い親戚のよう(笑)
ここまで打ち解けなくても全然良いと思うんですが、ある一定の信頼関係が築けると色々と良いことがあります。
- 自分の素のキャラが出せる(=リラックス)
- 分かったフリをしなくなる(=時間の無駄がなくなる)
- 一歩踏み込んだ話ができる(=楽しい)
これらは英語学習を継続するのにプラスになっただけでなく、色んな気付きもあったので、ちゃんと本音で話せる講師に出会えて良かったと思っています。
イギリスに住むようになって、それまで当たり前に思っていたこと、常識だと思っていたことが、相手にとっては非常識になりうることを知りました。
オンライン英会話で出会う講師も、どんな国や文化の中で育ってきたのか全く予想もできません。
そして相手からしてみれば自分も「未知の存在」なわけです。
だから円滑なコミュニケーションをはかるため、次のことを心がけるようになりました。
- 相手への先入観を一切持たない
- 相手に警戒心を抱かせない
- 自分の心をオープンにして「私はあなたと友好な関係を築きたいんです」というスタンスでいる
オンライン英会話の講師は、日本人だけでなく他の国の生徒とも話す機会が多いせいか、人との接し方がニュートラルだな、と感じることが多かったです。
どんな国・地域の人とも自然に会話ができるってすごいことだな、自分もできる限りオープンマインドでいよう、と思えたのはオンライン英会話のおかげだと思っています。
脱・ステレオタイプ!
東京オリンピック開催が決まってから、TVでは「日本のここがすごい!」と海外の人が賞賛する番組をよく見かけるようになりました。
日本人にとってはごく当たり前のことでも、外から見たら珍しくて面白い。
それを知るのはとても楽しいことだと思います。
でも「凄い」ばっかり聞かされるので、どうもバランスが悪いというか、気持ち悪さが残ってもいました。
もともと日本に興味がある人、仕事で関わりがある人は別として、世界の多くの人にとっては日本ってまだそんなによく知られた国ではないように思います。
オンライン英会話でレッスンを受けていると、それこそ親日度はピンキリ。
「色々調べてくれたんだなー」とこちらが感心するほどの人もいれば、「あんまり興味ないんだろうな(笑)」と思う人もいます。
もちろんこの一握りのデータだけで、海外の人が日本についてどう思っているのか、その全体像を理解するのは無理な話です。
でも少なくとも「こう考えている人もいるんだ」という経験が積み重なって、自分なりの判断基準ができてきたように思います。
時にはネガティブな意見を耳にすることもありますが、賛同できるものは賛同し、「ちょっとそれは違うな」と思うことには丁重に自分の意見を伝えたりしてました。
- 海外に旅行・出張に行く前に「場慣れ」できる(物怖じしない)
- 乗り切りたいシーン(会議・会食)だけを特訓できる
- 英検などの試験対策ができる(面接)
英語力を底上げするのではないかもしれませんが、これを乗り切りたい!という明確な目的がある場合もオンライン英会話は有効な手段だと思います。
オンライン英会話の大変だったこと
すでに少しお伝えした通り、DMM英会話は講師が専任ではないためレッスンごとに講師を探して予約する必要があります。
人気講師は予約があっという間に埋まってしまうし(想像を絶する競争率!)、毎回違う講師だと一から説明しなきゃいけなくてめんどくさい。
入れ替わりも激しいので、気に入っていた講師が急にいなくなることもありました。
こういうシステムなんだから仕方ないと割り切るか、講師専任制のオンライン英会話を選ぶかの2択になります。
私はDMM英会話でたくさんの講師と出会えたのは良い経験だったと思っていますが、2つ目の学校は曜日が固定で、講師専任制のところを選びました!予約の手間がいらないのはやっぱり楽です。。。
オンラインレッスンは1回25分(プランによる)でしたが、最初は緊張して変な汗をかきまくっていました!
そしてレッスン後には疲労感、自己嫌悪、反省という色んな感情がどっと押し寄せてくるんです。
今なら分かるんですが、ちょっと背伸びをしていました。
早く英語が話せるようになりたい!という焦りもあったし、自己紹介でイギリスに住んでいると言っている手前、「今の話、何にも理解できませんでしたー♪」と無邪気にカミングアウトすることができなかった私。。。
最初は無理せず日本語が話せる講師を選んだり、目標を低めに設定するなどして、慣れてきたら徐々に難しいことにチャレンジするのが良いと思いました。
プライドが邪魔をする、の典型的なパターンでした!
英語は短期間で習得できるものではないので、モチベーションが保てない時もしょっ中あります。
理由は色々ありますが、私が思うに「具体的な目標」がないとこのモチベ維持は難しいです。
「英語ペラペラになりたい」だと漠然としていて、何をすればいいか自分でも分からなくなってしまうけど、「自己紹介をスムーズにできるようにする」とか「将来の夢についてスピーチしたい」など、具体的な目標を立てることで何から始めれば良いかが見えてくるように思います。
あと「目標が高すぎる」という場合も、オンライン英会話の効果がすぐに感じられずやる気が低下してしまいます。
以前、知人が「全く英語が聞き取れないし話せない、という状態から日常会話が難なくできるくらいにレベルアップするためには、最低でも1000時間はかかるらしい」と言っていたのをこの頃よく思い出します。
当時は、「へぇーー!すごーい。頑張って!!(他人事)」と思っていたのに、まさか自分かその渦中にいるとは。。。
始めから1000時間を目指すと挫折してしまうけど、10時間とか、20時間を目標にすればそんなに無理な話ではないと思うのです。
志は高くとも「目標は低め」がおススメです
オンライン英会話はインプットした知識をアウトプットするための場だと思っています。
でもレッスンで25分間しゃべるのためのインプットって、膨大な量が必要なんです。
私はレッスンで「2分プレゼン」をよくやるのですが、その下準備にかかる時間は大体6時間ほど。
原稿を書いて暗記し、講師からの質問を想定して回答を用意しておいたりすると、そのくらいかかるのです。
レッスンではフリートークを選ぶこともできましたが、それはそれでネタが尽きるので結局何かの教材を使っていました。
そうすると予習は必須。
それが英語学習であり、実力を伸ばすチャンスなんですが、私はオンライン英会話を始めるまでレッスンそのものにしか注目していなかったため、予想外にやることが多く大変だなと感じていました。
オンライン英会話ってレッスン以外にも勉強時間が必要です!
まとめ
最近になって、オンライン英会話ってこんなに沢山あったの?!とびっくりするほど色んな学校があることを知りました。
「◯◯メソッド」とか、ビジネス・子供向けなど目的別に特化した学校、予約なしでいつでも受講できる学校や、専属コンサルタントが付くコーチングスクールとか。
なるほど時代は変化しているなー、としみじみ思います。
私は過去にDMM英会話で学び、現在はELTオンライン英会話でレッスンを受けていますが、何のためにやっているかというと、一番の理由は「英語学習をコツコツ続けるため」です。
英語習得はどうしても長期戦になるため、日々英語と向き合うためのツールが必要になってくるのです。
私の場合はオンライン英会話がピタリとハマりました。
でも、英会話は人と人とのコミュニケーションなので、講師とも相性の良し悪しがあって当然だと思います。
ちょっとしんどいな、と感じたらあまり無理をせず、細々とでも続けられる環境を整える方が、結果的に長く学習を続けられて着実に実力がつくのではないでしょうか。
頑張りすぎないことが学習を続ける秘訣だと思うこの頃です!