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こんにちは、ミントです。
みなさんは普段、ちょっとひと息つきたい時には何を飲まれますか?
コーヒー、紅茶、それとも色んな飲物を気分に合わせてチョイスする感じでしょうか?
私は夏だとコーヒー、冬には紅茶をよく飲みます
私が3年ほど過ごしたイギリスのヨークシャーには、「テイラーズ・オブ・ハロゲイト」という紅茶メーカーがありました。
そこのヨークシャーティーというシリーズの紅茶がとても美味しくて、ミルクティーで飲むとビスケット(クッキー)が止まらないんです!
濃く入れても渋くならず、香りもよく飽きがこないので、朝昼晩ずっとヨークシャーティーを飲んでいました。
イギリスではどこのスーパーでも買えるありふれた品ですが、日本だと取り扱っている店舗がまだまだ少ない印象です。
そんなわけで私は先日、楽天市場の「shop uk」というお店で購入しました。
イギリスから発送されるため通常3〜8週間かかるのですが、本格的な冬が来る前には届きそうです。
この記事ではかつて英国ヨークシャー駐妻だった私が、ヨークシャーティーと現地で知った紅茶雑学についてご紹介します!
ヨークシャーという地名にも興味を持っていただけたら嬉しいです♪
◇ ヨークシャーの地名に馴染みがない
◇ ヨークシャーティーを飲んだことがない
◇ イギリスの紅茶文化に興味がある
Yorkshire Tea(ヨークシャーティー)について
ヨークシャーは北東イングランドにある地方のこと。(ヨークシャーテリアが誕生した場所らしいです)
ロンドンからはだいたい電車で2時間以上はかかる自然豊かな場所です。
と言っても日本のように高い山はなく、低い丘にヒツジが草を食んでいるのどかな風景がよく見られます。
「テイラーズ・オブ・ハロゲイト」はヨークシャーのハロゲイトという街で誕生した紅茶メーカーで、2つのブランドを持っています。
1つはTAYLORS OF HARROGATE(テイラーズ・オブ・ハロゲイト)といい、ホテルオークラやパークハイアット東京、ザ・リッツカールトン大阪などで飲むことができます。
もう一つが私が強くおススメしたいYORKSHIRE TEA(ヨークシャーティー)で、「ヨークシャーティー」と「ヨークシャーゴールド」があります。
茶葉のブレンドに違いがあり、バランスの取れた「ヨークシャーティー」に対し、なめらかでマイルドな「ヨークシャーゴールド」だそうです。
どちらも英王室御用達の認定を受けているんですよ。
実際どちらも人気があるし味の好みも分かれると思いますが、私はあえて「ヨークシャーゴールド」をおススメします!
初めてヨークシャーゴールドを飲んだときの感動が忘れられないのと、ミルクティーで飲んだ時のなめらかな感じが群を抜いている気がするのです。(←あくまで個人の感想ですが)
ヨークシャーティー(特にゴールド)はマイルド・深みのある渋みが特徴的で、ミルクを入れて飲むとそれがよく引き立ちます。
濃いミルクティーに合うお菓子といえば、やはりビスケットやチョコレートではないでしょうか。
ちなみにイギリスではクッキー全般のことをビスケットと言いまして、紅茶を楽しむ上では欠かせない相棒のような存在となっています。
そしてスーパーではビスケットの売場面積がとても広いんです!
些細なことですが、ビスケットが生活に欠かせないアイテムだという事がうかがえます。
でもなぜビスケットが紅茶のパートナーになったのでしょうか?
その背景にあるのは1800年代のイギリスの上流〜中流階級の間で流行ったアフタヌーンティーの習慣でした。
当時は夕食が遅かったので、午後3〜4時ごろに小さいサイズのお菓子やサンドウィッチを紅茶と一緒に楽しんでいたそうです。
高価だったお茶も時間がたつにつれて庶民にも手が届くようになりましたが、上流・中流階級家庭のように手間ひまかけて贅沢なお菓子やサンドウィッチを用意することはできません。
人々が手頃な価格で楽しめるようアフタヌーンティーの伝統を変えていった結果、お茶とビスケットの組み合わせがイギリス家庭の定番となったのです。
上記イラストはイギリス家庭で長年愛されているビスケットたちの一例です。
カスタードクリームサンド、チョコチップ入り、ジャムサンド、ショートブレッドなどなど、日本でも似たようなお菓子を見かけることがあるのではないでしょうか。
これらは特別に高価なものではなくて、10〜15枚くらい入って300円前後で買えちゃう普段使いのお菓子です。
ケーキやスコーンなどを紅茶と一緒に楽しむこともありますが、お家でのティータイムにはこういった手頃なお菓子をペアリングすることが多い印象です。
マクビティというメーカーの「ダイジェスティブビスケット(チョコ)」がイギリスでは一番人気。
2011年ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚披露宴には、マクビティのチョコレートビスケット・ケーキが用意されたんですよ〜♪
リーズナブルなお菓子も大好きだけど、時には贅沢なビスケットも試してみたい方には…
フォートナム&メイソンのビスケットがオススメです!(缶がまた素敵)
こちらはお値段的にすごく手を出しにくいんですが、以前家族へのプレゼント用に買ったついでに一つ自宅用に買ってみたらメチャメチャ美味しかったです。
たまのご褒美によいかもしれませんね!
イギリスの紅茶雑学
イギリスの人々は紅茶とコービーどちらをよく飲んでいるんだろう?
街のカフェではコーヒーを飲んでいる人が意外に多い印象だったので、個人的に気になっていました。
実際イギリスで一番飲まれているホットドリンクは「TEA(ハーブティーなども含む)」だそうです。
The National Tea Dayという団体が調査した結果によると、イギリス人は毎日1億6500万杯のお茶を飲み、9000万杯のコーヒーを飲んでいるとのこと。(参考リンクBBC FOOD「Tea or coffee: which is better for you?」)
コーヒーの消費量は年々増えているのでいつの日か逆転する日が来るかもしれませんが、当面はお茶に軍配が上がりそうですね!
・若い人たち(特に女性)がお茶をより好む
・健康志向によりカフェイン少なめのお茶を選ぶ
・お茶のリラックス効果で睡眠の質を高めたい
イギリスの映画やドラマを見ていると、紅茶を飲んでいるシーンがよく出てきます。
日本人が「ちょっとお茶でも入れようか」と急須を持ってくるタイミングと似たようなものかもしれません。
以前読んだ記事にこんな事が書かれていました。
イギリス人にとって、お茶は重要。
お茶はゲストが家に到着した時に常にふるまわれるもの。
お茶は危機の際も、お祝いの時にもいつも飲まれるもの。
本当にいつもなのです。
一杯のお茶は全ての問題を解決します。
これはイギリスの紅茶文化を反映していると思いました。
街へ買い物に出かけると、マグを片手に「ハロー」と声をかけてくる店員さんの多いこと。
そして、うちの夫がいたイギリスの職場では毎朝同僚5〜6人の飲み物を交替で作って持ってくるルーティンがあったそうです。
そうとは知らず、「飲み物いる?」って毎朝聞かれるから「じゃあコーヒーを」とお願いしていたら、ある日突然「あなたもやってよね!」と怒られたと。(笑)
ギブ&テイクの精神って大事ですよね
あと、サッカーのW杯のような大事な試合のハーフタイムにもお茶が欠かせません。
イギリス国内の多くの家庭が一斉に湯沸かしケトルのスイッチを入れるので、電力供給が追いつかずに停電になる可能性があるとか。
電力会社はそんなことも考慮して計画発電をしなければならないと言う笑い話も聞いた事があります(ほんとかな?!笑)
イギリスの人は、人生のいろんな局面でお茶を飲んでいるんですね
私は1年半ほどOXFAMという、イギリスではとても有名なチャリティーショップでボランティアとして働いていました。
チャリティーショップは寄付された不用品を安く販売して、その売上を慈善活動にあてるお店のことです。
毎週水曜日の9時から13時までが私の固定シフトで、接客は(基本的には)せず、品出しや値段付けを担当していました。
いつも一緒に働いていたイギリス人の女性スタッフがレジを担当していて、私は彼女のために11時くらいになるとミルクティーを作って持っていくことになっていたんです。
彼女はいつも砂糖なしのミルクティーがお好みで、他の飲み物を飲むことはありませんでした。
最初のころは「何を飲む?」と毎回聞いていましたが、必ず同じ答えが返ってくるので途中からは勝手に作って持っていってました!
他にも一緒に働いた同僚がいましたが、皆それぞれ「コーヒー(ミルクと砂糖入り)」「水」など、飲む物が決まっていたのを覚えています。
うちの夫も職場で「何を飲む?」と聞いたのは最初だけで、あとは同じ飲み物をずっと作り続けたそうです。
イギリス人は味覚が保守的だから同じものしか頼まないのか?とも考えましたが真相は謎のまま。
もしかしたら他の職場では、みんなもっと色んな飲み物を飲んでるのかもしれませんが、いずれにしても同僚のお茶の好みは覚えておいた方が良いかと思います!
- 飲み物の種類(紅茶、コーヒー、白湯など)
- ミルクやお砂糖を入れるか、入れる場合はその量
- お茶の濃さ
お砂糖は「1シュガー」という言い方をされるんですが、これはサラサラの砂糖を「スプーン1杯」のこと。
使うスプーンも特に決まってないし、入れる人によって砂糖の量がだいぶ変わるんじゃない?!と困惑したのを覚えています。
どのスプーンで測ればいいの?
すり切りなのか山盛りなのか、細かく教えてくれー!
私の夫は、イギリスに駐在して1ヶ月ほど経った頃「今日のお茶完璧よ!」と褒められたそうです(笑)
ちなみに、多くの人は飲み終わったマグカップは洗わずに机の上においたまま退社するとか。
私がボランティアをしていた先でも、前日に飲み食いしたマグカップやお皿がシンクに放置されていたなぁ…。
【Fancy】は「〜が好き」「〜が欲しい」という意味があります。
【cuppa】は「cup of tea」のこと。
つまり「fancy a cuppa?」は「お茶でもいかが?」のくだけた表現なんです。
カッパって言われると、「河童」くらいしか思いつかない私。
知らないと絶対理解できないフレーズだと思いました。
余談ですが「a cup of tea」と発音が似ていなくもないのが「cuppcino(カプチーノ)」。
レストランでカプチーノが飲みたかったのに、紅茶が来て困惑するというのも日本人あるあるだとか。(特に滞在期間が短い方や出張者の方)
「カプチーノ」と語尾をしっかり伸ばすといいみたいです!
最後に
紅茶は今や世界中で飲むことができますが、イギリスではちょっとユニークな習慣が根付いています。
それらを知っていただくことでイギリス人の国民性や、紅茶文化に興味を持っていただけたら嬉しいです。
そして寒い冬に「ヨークシャーゴールド」にミルクを入れて、バターたっぷりのビスケット(できればチョコレートかレーズン入り)と一緒にいただくティータイムは本当に至福の時!
茶葉のおいしさを味わえる紅茶をお探しの方におススメの「ヨークシャーゴールド」でした♪
(↓160P入りがお得です!80P×2箱もあります)