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こんにちは!
毎年夏が来るとクーラー無しで過ごしたイギリス生活が懐かしいミントです
かれこれ8年前のこと。
夫の海外転勤に伴いイギリスに引っ越す準備の中、私は自分の英語学習のための教材を探していました。
でも私は小さな文字でぎっしり書かれた、いわゆる参考書が大の苦手!
できるだけページ数が少なく、日本語の解説が短いものを何冊か選びました。
そんな中『毎日の英文法』は、今振り返ってみても本当に良い本でした。
当時、ほとんど英語が話せなかった30代主婦の私がこの本で会話のストックを作ったおかげで、1年後には日常生活に困らなくなり、自分から人に話しかけに行けるぐらいに話せるようになりました!
もちろん何より大事なことは、自分にあった参考書を選ぶこと。
毎日無理なく続けられそうな本が1番だと思います。
この記事では、私にとって『毎日の英文法』が良かった理由と、実際に役立ったシーンをご紹介します。
これから英語の日常会話を学ぶ方のご参考になれば嬉しいです。
◇ 日常英会話を最短で習得したい
◇ 海外に滞在する予定があり英語が必要
◇ どんな英会話の本を選べば良いか分からない
海外駐妻(当時のわたし)の日常生活
日常生活といってもそれは人それぞれですが、私の場合、仕事も子供も無しという、かなり自由度の高い生活でした。
朝食の支度をして夫を見送り、ひと通り家事を終えたらフリータイムです。
「何でも好きなことできるぞー♪」
と意気込んだものの、最初は友達もゼロなので話し相手がいません。
幸い、先輩駐妻の方が一人いたので、生活に関することを色々教えてもらったり、町でお茶をしたり、何かと親しくさせてもらっていました。
でも英語を喋る機会といえばスーパーに買物に行く時くらい。
レジのおばちゃんに「袋いる?」って聞かれて、「自分の袋あるから大丈夫です!」って答える時だけだったりします(笑)
普通に生活してるだけでは英語は上達しないと思いました。
それなのに、英語で喋らないといけない状況は突然やってきます。
- 一人で歩いてたら突然話しかけられる
- 自宅に謎の訪問客(宗教の勧誘や宅配サービスの営業など)
- 医者に行きたい
- ガス器具や水道管の修理や定期点検
- カードの不正使用が発生
- 手紙や小包を日本に送る
- クリスマスパーティーに出席
- 飛行機や電車が突然キャンセルになった etc…
こちらの英語力などお構いなしに、流暢なスピードで話されるともうお手上げです。
徐々に英語には慣れましたが、最初の頃は本当に大変でした!
まず「日常会話をストック」する
そこで『毎日の英文法』の出番です!
この本は、一言でいうと「アウトプットの練習をするための本」です。
著者ジェームス・M・バーダマンさんは、アメリカ生まれのアメリカ人。
日本語をちゃんと勉強してから訪日したのに、さっぱり通じなかったそうです。
私も学生時代に10年間も英語を勉強したのに、簡単なフレーズすら出てきませんでした。
それからこの著者は、毎日2時間(←何気にすごい)日常会話が収録されたテキストで音読&暗唱のトレーニングを約4年間続け、日本語を習得されました。
私がこの本を選んだ理由は主に3つです。
- 著者の実体験に基づいたトレーニングである
- 「格好よくてラクな方法はない」とキッパリ言い切っている
- ネイティブがリアルに使うフレーズだけを収録している
日本人が英語を学ぶのに苦労するように、アメリカ人が日本語を学ぶのも相当大変だったはず。
その困難や努力に裏付けされたメッセージには説得力があり、「やってみよう!」と素直に思えたのです。
それに英語に限らず、何かを身につけるためには地道な努力が欠かせません。
この著者は、頭で理解するだけの勉強法では、英語を話せるようにはならないと断言しています。
それを言うと一気にやる気をなくす人もいるだろうに、あえてハッキリ言っている所に好感が持てました。
「I play tennis」(私はテニスをします)
これって英語を勉強してるとやたら目にするフレーズなんですが、残念ながら私はスポーツってほとんどしないんですよね。(散歩は好きです)
英語の参考書にはこういう「いつ使う?」的な例文が多い気がするのは私だけでしょうか?
どうせ覚えるなら、ネイティブがよく使う英文を覚えた方が効率がいい!
そんなわけで、イギリス生活最初の3ヶ月はこの本をひたすら家で音読&暗唱していました。(←私は一日30分が限界でしたが…)
ネイティブがよく使うフレーズとはいえ、中学や高校で習った単語ばかりなので音読するのに抵抗はありませんでした。
本書の冒頭書かれている「本の効用」や「英語習得のプロセス」はすごく分かりやすいので、それだけでも読む価値あり!
手応え①:自己紹介で役に立つフレーズ
私が日常生活で喋った話題で一番多かったのは「自己紹介」でした。
考えてみると当たり前の話なんですが、周りは常に初対面の人ばかり。
それに付き合いが長くならないと、あまり込み入った話もしません。
英語学校の先生やクラスメイト、のちに始めたボランティア活動で知り合った人と、よく自分や家族の話をしていました。
- どこに住んでるか、誰と住んでるか
- 出身地の気候や食べ物について
- 両親・兄弟のこと
- 仕事について
- 余暇は何して過ごしてるのか
- 住んでいる家や町の住み心地
- イギリスまでのフライトの様子
自分が答えるばっかりでなく、相手にも質問をしなければ会話が続かないので、ストックの数は思った以上に必要でした。
『毎日の英文法』の最初の数ページには自己紹介に使えそうな例文が色々載っています。
どれも短いフレーズなので2〜3個繋げて使ったりしていました。
手応え②:イギリス人が大好きな話題「ホリデー」
自己紹介の次によく話す話題は、「週末(または休暇)何してた?」でした。
イギリス人は夏の休暇と冬のクリスマスのために生きている、と言ってもいいくらい、それはそれは休暇を楽しみにしています。
自分の休暇はもちろんのこと、人の休暇も自分ごとのように喜んであれこれと聞いてくれるんです。
- どこに行き、何をしたのか
- 目的地までの交通手段(飛行機・電車・車)
- 滞在期間や滞在場所
- 滞在先の気候について
- 何もトラブルは無かったか
この『毎日の英文法』には、休暇の話題で使えそうなフレーズだけでなく、実際に旅行中に役立ちそうなフレーズも色々書かれています。(ex. バス停を探すとき、電車の行き先を尋ねるときの言い回しなど)
そのまま使っても違和感のないフレーズでした!
日本で会社員をしていた頃は長期休暇を取って旅行にいくのが何となく後ろめたいような、周りに迷惑をかけているような気持ちになっていました。
仕事に戻っても、まずはメールチェックや情報のキャッチアップをするのに忙しく、旅行の話は後回し。
その点イギリスではそんな気遣いは無用です。
むしろ休暇の話題が無い人、せっかくの休みにどこにも行かない人の方が退屈な人と思われがちなんだそうです。
うちの夫はイギリス駐在中、週明けに同僚と交わされる「おはよう」「週末何してた?」の話題がない事態を回避するため、毎週末どこかに出掛けたがっていました(笑)
おかげで有休消化率もほぼ100%という、日本では考えられなかった生活を送っていたのです。
手応え③:相手の言ったことが分からない時に役立つフレーズ
今、何て言ったんだろう。英語だったよね?(笑)
これは英語初心者でも、ちょっと慣れてきた中級者でもよくある事だと思います。
そんな時、一から十まで何言ってるのか分からない時は、以下の回答でいいと思うんです。
- 「I don’t know(わかりません)」
- 「I couldn’t understand(理解できませんでした)」
でも、「この単語 ◯◯ の意味が知りたい!」というときには
「What does ◯◯ mean?( ◯◯ ってどういう意味?)」
って聞く方が、こちらの疑問がすぐ解消されるし、相手も「ここまでは分かってるんだな」と理解できて次の話に進みやすいのです。
この「◯◯ってどう言う意味?」が『毎日の英文法』の始めの方に載っていたので、ちょいちょい使う事ができて助かりました。
というか、なぜこれをもっと早く学校で教えないんじゃ〜〜〜!!!と言いたいくらいです。
ちょっと厄介なのは、このフレーズを言った後「ペラペラペラペラペラ〜!」と英語が返ってきて
しまった、聞いても分からんかった・・・!
と撃沈することも(笑)。
まとめ:最短で日常英会話を習得したい人におすすめ!
改めて振り返ると、英会話の習得はまるで野球のトレーニングのようだと思いました。
『毎日の英文法』は、飛んできたボールを打ち返す練習をするための本です。
使用頻度の高いボール(=会話)から優先的に打ち返せるように練習することで打率が上がり、より英語が話せた実感が得られるように作られています。
というわけで、日常英会話をなるべく早く習得したい人、とりあえずコミュニケーションが測れるようになりたい人に、この本をおすすめしたいと思いました!
もちろん海外旅行に行く人にはトラベル英会話、仕事で英語を使う人にはビジネス英会話の本で対策するのが1番だと思います。
余談ですが、この本には無料音声ダウンロード(MP3)がついています。
私はパソコンに直接ダウンロードして音声を聴いていましたが、スマホにダウンロードもできるようです。
ただ、機種やOSのバージョンによって、アプリを入れる必要があったり、アプリなしでの取り込みが可能な場合もあったりするようです。
スマホのみで音声を聴きたい方は事前に確認しておいた方が良さそうです。
毎日少しずつでも頑張れる一冊に出会えますように!