通訳ガイドのお仕事デビュー!

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ミント
ミント

こんにちは、ミントです。

私ついにこの春、通訳ガイドとしてデビューしましたー!

2020年に全国通訳案内士資格を取ってから約4年。

ここまでの道のりは紆余曲折あり、振り返ってみるとなかなか感慨深いものがあります。

自身の環境の変化(出産・育児)だけでなく、社会の状況も目まぐるしく変わっていった時期でもありました。

「ありたい姿」とリアルな自分との能力ギャップに悩んだ日々もあったけど、足りないピースを埋めていけばいつか目指すところに辿り着けるのだと実感。

年単位で準備を重ね(←ガチです)、ようやくこの日を迎える事ができました!

この記事では通訳ガイドの資格を取ってから、お仕事デビューまでに一体何をしたのかをお話したいと思います。

どなたかのご参考になれば幸いです。

【スキルの衰退期】

育児に捧げた2年半

待ちに待った全国通訳案内士試験の合格発表の日、私は産後1ヶ月でした。

合格できたのは本当に嬉しかったけど、心に余裕がなさすぎて仕事の事なんて全く考えられませんでした。

「子供が幼稚園に入園して少し時間ができたころにガイドの仕事ができたらいいなぁ」とぼんやり考えていたくらい。

でも当時の私は、どうやったら仕事がもらえるのか分からず、そのための情報収集さえしてない状況でした。

そのくせ恐ろしいほどの勢いで衰える語学力…

試験直前は1日10時間くらいスピーキングの練習をしていたのが、ゼロになったので考えてみれば当たり前の話なんですが。

私が活動できなかった時期はちょうどコロナ禍ということもあって、結局何もせず2年半過ごしてしまいました。

今もあの時期を育児に捧げたことに後悔はないんです。

でも一度失った知識やモチベーションを取り戻して、さらなる高みを目指すのはかなりエネルギーが必要。。。

ミント
ミント

試験に合格されたら、その勢いでガイドへの道を進むことをおすすめします!

オンライン英会話を再開

子供の幼稚園入園が近づいた頃、日本のインバウンド業界にも復活の兆しが見えてきました。

そこで問題になったのが観光産業の人手不足。

通訳ガイド不足もTVで取り上げられるくらい話題になっていました。

これは新人のガイドがデビューするには絶好のチャンス!

そんなわけで、まずはオンライン英会話を再開して少しずつ英語に慣れようと思いました。

ミント
ミント

育児に奮闘してた2年半、英語はおろか日本語もおろそかになっていました。

使う単語が限られるせいか色々忘れるんですよね〜

ちなみに、この時選んだのはELT英会話です。

当時は時間の捻出が本当に難しかったので、質の高いレッスンを月2回くらい受けたいと思っていました。

毎回レッスンを予約するのも論外で、レッスン時間と先生は固定が良い。

さらに私は自分の英語に長年コンプレックスを持っており、通訳ガイドとして仕事をするためにはもっとレベルを引き上げなくてはと焦っていました。

事前に口コミなども調べて他社サービスとも比較した結果、最終的にELTの先生が自分のニーズに1番近いと思い入会を決めました!

実際にレッスンを受けてみたら先生がとても親身に相談に乗ってくれ、レッスン教材などもよく話し合って決める事ができました。

都合により1年くらいで辞めてしまったけど、レッスン品質の高さは私のオンライン英会話歴のなかでもピカイチでした!

【無計画なチャレンジ期】

ガイド求人に応募して撃沈

オンライン英会話を再開したのと同じ頃、通訳ガイドの国家資格を持っていなくても応募できる、スポットガイドの求人を見つけて申し込んでみました。

ミント
ミント

スポットガイドとは、特定のエリアだけを案内するガイドのこと。

ツアー時間も2〜3時間程度で新人ガイドが挑戦しやすいです。

私が応募した求人は研修とセットになっていて、まず研修を受講してから模擬試験(オンライン)を受けて合格すれば雇ってもらえるというシステム。

とてもメジャーな観光地だったので、もし不採用だったとしても得るものは多いと考えました。

ミント
ミント

結果は不採用ーーー!!!

ブランク明けにしては我ながら頑張ったと思うし、学ぶことも多くてチャレンジして良かったのは事実。

でも先方からのフィードバックがやや辛口で内容も短く、「自分なんて全然お呼びじゃないんだ…」と激しく落ち込んでしまいました。

今だったらもっと気軽に受け止められるし、不採用だった理由も分かるので仕方ないと思えるのですが、あの時は辛かったー。

翌年の新年の目標に「⚪︎⚪︎年はガイドの仕事はしない」と書いたほど、能力不足を実感しました。

新人研修を受ける

前回の撃沈事件のあたりから、日本もついにインバウンドの客足が戻り始めていました。

そんな中、私は自分が大事なステップを飛ばしていた事に気が付いたんです。

それは「新人研修」。

通訳案内士試験に合格したら、まずこの研修を受けるのが王道だったりします。

これは通訳案内士団体(いくつかある)が主催する研修で、3〜6日間ほどかけて主要な観光地、空港、バス研修などが受けられます。

さらにその団体のトップガイドのガイディングを体験できたり、同じ研修を受けた人たちと横のつながりができたり、いいことずくめ!

毎年だいたいガイド業の閑散期(そしてガイド試験合格発表後)である2月に行われます。

あわててスケジュールを調べてみたら、ギリギリ3日後くらいに始まる研修があり、何とか申込むことができました。

ミント
ミント

そしてこれが最高に良かった!!!

この新人研修についてはまた別の記事でご紹介したいと思いますが、私はこの研修でかけがえのない人脈(同期)を得て、通訳ガイドとしての大切な心構えを学びました。

【自己研鑽期】

通訳案内士団体に所属する

先の新人研修でガイド業務が何たるかを学んだわけですが、そのあとすぐにガイドデビューをする度胸なんてありませんでした。

前年の撃沈事件を引きずっていたので、英語力を上げつつ、少しずつインバウンド系の仕事ができないものか。

それを叶えてくれたのが、ある通訳案内士団体でした。

そこは旅行業とガイド育成事業をやっていて、年中色んな研修を受ける事ができます。

また、日本を訪れる外国人旅行者にツアーだけでなく、日本文化体験も提供しているので、その講師を目指すこともできます。

私はそこで文化体験のアシスタントを経験したのち、スポットツアーにも見習いとして入らせてもらいました。(ガイドさんが実際にお客様を連れてツアーをする場に同行)

それ以外にも気になる研修があればオンラインor実地問わず参加したり、他の通訳案内士の方のコミュニケーション術を学ばせてもらったり、ここで得たものは多いです。

英検準1級を受験する

通訳ガイドとして最低限必要な語学力ってなんだろう?

自分はそれに達しているのだろうか??

日々悶々と自信のない日々を過ごしていたのですが、色々考えた末に英検を受験してみることにしました。

通訳ガイド界では1級保持者がゴロゴロいるので大きな声ではとても言えませんが、準1級に合格した事で自信を得られたのは確かです!

良かったらこちらの記事もぜひご覧下さい♪

「サヤコ先生の英語コーチング」で自信がついた話

【最後の仕上げ期】

ガイドの仕事に応募する

まだまだ準備が足りないとは思いつつ、自分の中では2024年の春にはガイドデビューをするのだと心に決めていました。

この時期を逃すと新人ガイドには仕事が回ってきにくいのと、締め切りを決めておかないとつい先延ばしにしてしまうと思ったんです(笑)

そんなわけで勇気を振り絞って応募したところ1件お仕事をいただけることになりました!(パチパチパチパチ)

ミント
ミント

私が所属している通訳案内士団体からのお仕事でした!

他社のトライアルにも応募してみる

ひとまず仕事に応募してみたものの、自分がツアーを率いるにはまだ何かが足りない気がしていました。

知識は詰め込めばいいけど、例えば挨拶とか雑談とか、ツアーを円滑に進めるためのノウハウが足りない気がしたんです。

このままだとめちゃ無口な人って思われて終わりそう…

そこで色々検索してみたら、別の通訳案内士団体が様々な研修資料を公開していて(太っ腹!)、しかもそのクオリティが高いんです。

トライアルを受けて合格すればガイドとして採用もしてくれるとのこと。

スケジュール的にはかなりきつかったけど、手を挙げてみたところトライアルにも合格でき、公式ガイドとして今後お仕事をいただけることになりました!

ここまできてやっと全てのピースが揃った気がしました。

【まとめ】 〜初仕事を終えて〜

私は初仕事の下見に3回も行きました。(←たぶん行きすぎ)

ゲストの中のお一人に食事制限があると直前に分かったので慌てて代替品を確認しに行ったり。

思いつく限りの会話パターンを考えて、英語で何と言えば良いかひたすらシミュレーションしました。

私は学生時代、試験直前に追い込むタイプだったけどまさにそんな感じです。

当日は朝3時に目が覚めて、そこからも最後の追い込みをかけました。

出来ることを全てやった感があったので、当日は多少のイレギュラーはあったけど比較的スムーズにツアーを終える事ができました。

しばらくは同じツアーをたくさんこなしてガイド経験を積み、徐々に対象エリアを広げて行きたいと思っています!

ミント
ミント

時間はかかったけど、諦めずに頑張ってよかったです。

ここまで読んで下さって本当にありがとうございました♪