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こんにちは、全国通訳案内士の資格を取ったミントです!
みなさん「日本地図」はお好きですか?
私は3年前、通訳案内士試験の「日本地理」を勉強するため、日本地図が手放せませんでした。
でも普段あまり地図を見る機会のない私には情報量が多すぎて、知りたいことを探すのが大変だったりします。

日光東照宮の位置を確認したいだけなのに、毎回「ウォーリーを探せ」やってる場合じゃないの。
もっと楽に全体像を把握できる地図はないものか・・・
と思ったらありました!子供向けの絵本『新幹線のたび』シリーズ!
なかでも、特大地図がついている『DX版 新幹線のたび〜はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断〜』がおすすめ!
この記事では、予備知識がなくても十分楽しめて、子育てと日本地理の勉強が同時に叶う絵本『新幹線のたび』についてご紹介します!

新幹線で日本を旅する気分を味わってみませんか?
◇ 子鉄向けの絵本を探している
◇ 新幹線の旅に興味がある
◇ 日本地理をざっくりと勉強したい
◇ 電車旅の気分を味わいたい
おすすめポイント2つ
1つは、この『新幹線のたび』シリーズはパノラマ図(鳥瞰図)で描かれているんです。
これが私にはとても見やすかった!
鳥瞰図(ちょうかんず、鳥目絵(とりめえ)・俯瞰(ふかん)図・パノラマ図ともいいます、英語 bird’s eye view)とは、空を飛ぶ鳥の視点から地上を見おろしたように描いた図のことで、建物や山などの立体感や遠近感がよく描かれ、街の広がりや地形などを把握するのに適しています。
www.geo-prd.co.jp
次に、はやぶさ・こまち・のぞみ・かがやきなどの新幹線はもちろん、日本の主な観光地や珍しい地形なども描かれているところがツボでした。
新幹線が大好きな息子(子鉄)のために買った絵本でしたが、今や母である私(将来通訳ガイドをしたい)の方が夢中になっています。
この絵本のココが楽しい!

この数ヶ月で読んだ回数は軽く200回超え。
そんな私が感じる、この絵本の魅力をお伝えします!
『DX版 新幹線のたび〜はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断〜』は、小学生の女の子がお父さんと一緒に東北から九州まで1日で旅行するというストーリーになっています。
いやいやいやいや…
新幹線だと10時間はかかりますよ?!
もし飛行機で行ったなら途中で1回乗り継いでも、乗っている時間はトータル4時間未満。
私だったら飛行機でもいいかな〜(笑)と思うんですが、あえて新幹線で旅程を組んでいるのがこの絵本の醍醐味でもあります。
自分じゃきっとできない旅だから、絵本で体感できて楽しいんです!

新幹線だからこそ見える景色があるんですよね。
私は通訳案内士試験の勉強を始めるまで、日本全国こんなにも美しく・興味深い場所がたくさんある事を知りませんでした。
この絵本は新幹線が主役なのかと思いきや、そういった日本の名所がたくさん描かれています。
「聞いたことはあるけど、場所がイマイチ分かっていなかった日本の名所」を地図で追っていくうちに、そこへのルートを頭に描くようになり、実際に足を運んでみたくなるんです。
それに、地図の中には変なイラストがこっそり潜んでいます(笑)
イラストの風貌と描かれている場所から、「これ、もしかして◯◯?」と推測しながら読む楽しさったら!
俳句を読む人だったり、戦国時代の大名だったり、伝説の生き物だったりするんですが、あちこちに作家さんの遊び心を感じます。

私は、早くページをめくりたい息子の手を制し、目を皿のようにして隅々まで探しました。(結局ウォーリーを探すのと同じことをしてる自分がいたりする…)
日本列島は南北に3,000kmほど長さがあり、東北から九州へ旅行すると寒暖差を感じます。
そこをうまく描いているのがこの絵本の素晴らしいところ。
東北を出発する時は外の景色はとても寒そうなのに、目的地の九州に到着したときには全く違う風景が見られます。
これは毎年春が近づき「桜の開花予想」を目にしたときの気持ちに少し似ていると思いました。
毎年1月下旬ごろから2月ごろになると沖縄で桜が開花し、3月下旬から4月にかけて九州、四国、中国、関西、中部、関東、東北と徐々に北上していき、北海道では5月初旬ごろまで桜が見られたりします。
日本列島が一気に同じ季節になるのではなく、少しずつグラデーションのように変わっていく様子も楽しめて、つくづく「いい国に生まれたなー」と嬉しくなります♪

日本の気候の特徴までサラッと盛り込んであるこの絵本、凄すぎます!
ちょっと気になるところ
この絵本のパノラマ図を楽しみたいのと、地図に隠された変なイラストを探すために(←笑)、時々目を近づけて読んでしまう時があります。
とはいえ、本のサイズはタテ30cm × ヨコ21cmと大きめなので本来そこまで目を近づけなくても十分読める大きさ。
ただ、大人の私でさえ夢中になるとつい目が近くなってしまうので、小さなお子さんと読む時には配慮が必要だと思いました。
一般的な地図が苦手な私にとっては気にならない点ですが、実際の縮尺とあまりにもかけ離れすぎていたり、自分の愛する故郷が簡単に描かれすぎていたりすると「うーん。。。」と思われる方もいるかもしれません。
絵本にもこのような注意書きがありました。
地図の作成にあたっては、国土地理院の地形図と、「カシミール3D」で作成した地形図を参考にしています。また、作画の都合上、線路や駅などは単純にしており、車両の大きさなども実際とは違っています。車両の変更により、座席の色などが変わることがあります。
講談社の創作絵本 特大日本地図つき DX版新幹線のたび 〜はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断〜
先にもお伝えしましたが、この絵本はパノラマ図(鳥瞰図)なので「空を飛ぶ鳥になった気持ち」で見るのが良いかもしれませんね。
最後に
『新幹線のたび〜はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断〜』の初版は2011年3月20日。
この絵本には東日本大震災前の景色が描かれているんです。
偶然出会ったこの絵本ですが息子も私も大ファンになり、先日ついに「はやぶさ」に乗って仙台へ、そこから在来線で松島への旅行が叶いました。
この地へ訪れることができ本当に感謝。

今回の旅に持参したのは「おでかけ版 新幹線のたび with English」。
こちらは英語の説明も付いており通訳案内士の勉強をされている方にとってもおすすめなんですが、残念ながら品切れ重版未定とのこと(中古はAmazon・楽天でも見かけます)。
というわけで、現在新品を購入できるのは以下2冊となっています。
ご興味ある方、よかったらチラッと覗いてみて下さいね。
ものすごく旅行に出かけたくなる絵本です♪